2012年9月3日月曜日

過剰な鉄分はがんリスクに 名古屋大院チーム

過剰な鉄分はがんリスクに 名古屋大院チーム

 
                  (2012年8月30日) 【中日新聞】【夕刊】



食事やサプリ 必要以上に取り込んでいる場合も
  体内に必要以上の鉄分が蓄積すると、がんになるリスクが高まることを、名古屋大大学院医学系研究科の豊国伸哉教授や赤塚慎也助教らの研究チームが、ラットを使った実験で突き止めた。29日、米オンライン科学誌「プロスワン」に掲載した。
積極的に鉄を摂取する必要がある人もいるが、健康のためとサプリメントや食事で必要以上に取り込んでいる場合もある。豊国教授は「体の状態に応じて、医療の場で個別に鉄の摂取について考えるべきだ。鉄のサプリメントを不用意に取らないことや定期的な献血ががん予防につながる可能性がある」と話した。
 鉄は赤血球のヘモグロビンに多く含まれ、体内に酸素を運ぶ役割を果たす。60キロの体重に対し、4グラムほどが正常とされる。成長過程の子どもや妊娠中、閉経前の女性には特に必要だが、出血以外に鉄が体外に出ることはなく、30歳を過ぎた男性や高齢者は加齢とともに蓄積する。
 過剰に蓄積された鉄は、細胞を傷つけ、発がんを高める「活性酸素」を多く発生させることが分かっている。
 豊国教授らのチームは、通常の体内にある3〜5倍の鉄を投与し、腎臓がんになったラットのがん細胞の染色体変化を調べた。がんを抑制する遺伝子の欠損や、がん遺伝子の増加などの変化が、ヒトのがん細胞の染色体変化とよく似ており、過剰な鉄が、がんを引き起こす原因の一つと結論づけた。



骨を丈夫にしようとカルシウムや鉄分のサプリメントを一生懸命にとってる人は逆に癌になりやすいちゅ~事になるんだねぇ~! 大事な事は日々普通に好き嫌いなく食べる事だろうねぇ~、健康オタクにとっては衝撃の真実って~ヤツか!




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