「谷垣政権」具体像語らず=対決一辺倒に不満も-自民
自民党の谷垣禎一総裁は22日の党大会で、24日からの通常国会で野田佳彦首相を衆院解散に追い込むと宣言、政権奪還に決意を示した。しかし、激しい民主党批判の一方、重要政策での党内対立を反映し、「谷垣政権」の目指す具体像には触れずじまい。自民党支持率が低迷する中、「対決一辺倒」で突き進む谷垣氏の姿勢には党内から不満が漏れた。
「偽りの政権に終止符を打つ」。谷垣氏は約3000人の出席者を前に、野田政権との対決姿勢をむき出しにした。民主党マニフェスト(政権公約)を「口先だけのいかさま」と非難。消費増税の与野党協議を「密室談合」とあくまで拒否し、民主党政権の外交を「未熟」とこきおろした。
一方で、政権奪還後に目指す方向については「絆社会の建設に向け頑張る」「成熟社会へのエンジンとなる」といった抽象的な表現が並び、消費増税や環太平洋連携協定(TPP)などの重要課題への具体的取り組みは一切語らなかった。
谷垣氏が具体策に踏み込まなかったのは、賛否両論ある党内をまとめきれないためだ。実際、大会では来賓の米倉弘昌経団連会長がTPP推進に自民党の協力を求めると、会場の反対派から「そんなあいさつするな」などと反発するやじが飛び、根深い意見対立の一端をさらした。
谷垣氏の演説に、党内の反応は芳しくない。石破茂前政調会長は記者団に「政権与党になったら何が変わるのかがもう少し前面に出るべきだった」と苦言を呈し、小泉進次郎青年局長も「『変わらない自民党』というイメージが払拭(ふっしょく)できていない」と不満をあらわにした。
それでも谷垣氏は対決路線を堅持する構えだ。政府が消費増税関連法案を提出する3月には、民主党の反対派が抵抗して政権内が混乱することを想定、内閣不信任決議案提出の機会をうかがう。同法案の審議を6月の国会会期末まで引き延ばし、成立への協力と引き換えに解散を約束させる「話し合い解散」も視野に入れる。
しかし、いずれのタイミングも逃せば、9月の総裁任期切れをにらんだ「谷垣降ろし」の動きが勃発しかねない。
総裁選に意欲を見せる石破氏は22日の大会終了後、自身を囲む勉強会メンバーと都内で親睦会を開催。25日には総裁選出馬を表明している林芳正政調会長代理も自身の勉強会を開く。谷垣氏は「気持ちを一つにしていく手応えはあった」と大会を振り返ったが、「政権奪還」に向けて結束を保つのは容易ではなさそうだ。
(2012/01/22-18:57)時事ドットコム
政権を奪った民主党憎ししか頭に無いような谷垣氏、このような男が代表になれたのは自民党が野党に落ちたが故かも?政治家は何をすべきかどうあるべきかより「政権奪還」の4文字しか頭に無い単なる頑固爺って感じだね、はっきり言ってお粗末過ぎる自民党!
自民党の谷垣禎一総裁は22日の党大会で、24日からの通常国会で野田佳彦首相を衆院解散に追い込むと宣言、政権奪還に決意を示した。しかし、激しい民主党批判の一方、重要政策での党内対立を反映し、「谷垣政権」の目指す具体像には触れずじまい。自民党支持率が低迷する中、「対決一辺倒」で突き進む谷垣氏の姿勢には党内から不満が漏れた。
「偽りの政権に終止符を打つ」。谷垣氏は約3000人の出席者を前に、野田政権との対決姿勢をむき出しにした。民主党マニフェスト(政権公約)を「口先だけのいかさま」と非難。消費増税の与野党協議を「密室談合」とあくまで拒否し、民主党政権の外交を「未熟」とこきおろした。
一方で、政権奪還後に目指す方向については「絆社会の建設に向け頑張る」「成熟社会へのエンジンとなる」といった抽象的な表現が並び、消費増税や環太平洋連携協定(TPP)などの重要課題への具体的取り組みは一切語らなかった。
谷垣氏が具体策に踏み込まなかったのは、賛否両論ある党内をまとめきれないためだ。実際、大会では来賓の米倉弘昌経団連会長がTPP推進に自民党の協力を求めると、会場の反対派から「そんなあいさつするな」などと反発するやじが飛び、根深い意見対立の一端をさらした。
谷垣氏の演説に、党内の反応は芳しくない。石破茂前政調会長は記者団に「政権与党になったら何が変わるのかがもう少し前面に出るべきだった」と苦言を呈し、小泉進次郎青年局長も「『変わらない自民党』というイメージが払拭(ふっしょく)できていない」と不満をあらわにした。
それでも谷垣氏は対決路線を堅持する構えだ。政府が消費増税関連法案を提出する3月には、民主党の反対派が抵抗して政権内が混乱することを想定、内閣不信任決議案提出の機会をうかがう。同法案の審議を6月の国会会期末まで引き延ばし、成立への協力と引き換えに解散を約束させる「話し合い解散」も視野に入れる。
しかし、いずれのタイミングも逃せば、9月の総裁任期切れをにらんだ「谷垣降ろし」の動きが勃発しかねない。
総裁選に意欲を見せる石破氏は22日の大会終了後、自身を囲む勉強会メンバーと都内で親睦会を開催。25日には総裁選出馬を表明している林芳正政調会長代理も自身の勉強会を開く。谷垣氏は「気持ちを一つにしていく手応えはあった」と大会を振り返ったが、「政権奪還」に向けて結束を保つのは容易ではなさそうだ。
(2012/01/22-18:57)時事ドットコム
政権を奪った民主党憎ししか頭に無いような谷垣氏、このような男が代表になれたのは自民党が野党に落ちたが故かも?政治家は何をすべきかどうあるべきかより「政権奪還」の4文字しか頭に無い単なる頑固爺って感じだね、はっきり言ってお粗末過ぎる自民党!
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