2012年1月19日木曜日

東大、秋入学移行へ 積極検討提言

東大、秋入学移行へ 積極検討提言


 入学時期の在り方を検討している東大(浜田純一学長)の懇談会が、学部の春入学の廃止と秋入学への全面移行を積極的に検討すべきだとの中間報告をまとめたことが18日、分かった。入試日程は現行の時期を維持するのが妥当としている。欧米で一般的な秋入学に合わせ、国際化推進を目指すのが狙い。実現すれば経済界や他大学にも大きな影響がありそうだ。
 中間報告は20日に正式発表する。懇談会は今後、最終報告をまとめ、学内の各部局で検討を続ける。高校や経済界から意見を募り、他大学にも検討を呼び掛ける。早ければ5年後の導入を目指すが、内部に異論もあり、結論が出るまでには曲折も予想される。
 中間報告では、社会・経済のグローバル化が進み、大学でも国際的な競争が活発になっている中、学生の海外留学や外国人留学生の受け入れの制約になっている現行の春入学から秋入学への移行といった改革が必要だと指摘した。
 懇談会の試案では、秋に入学するまでの半年間に、ボランティアやインターンシップ(就業体験)、国際交流といった体験活動をすることを想定。多様な体験を通じて、大学で学ぶ目的意識を明確にする効果が期待できるという。
 就学期間中も留学するなどして、4年半から5年かけての卒業をイメージ。成績が優秀な学生の早期卒業や大学院への早期進学など柔軟な対応も求められるとしている。
 一方で、秋入学を導入した場合(1)国内企業や官公庁が4月に新卒者を採用する雇用慣行から外れ、就職が困難になる恐れがある(2)学生の負担が増える-などのデメリットもあると指摘。企業が採用時期に柔軟に対応するといった、社会的な支援が必要だとしている。
 大学の秋入学をめぐっては、これまで臨時教育審議会や教育改革国民会議などが推進の検討を提言している。懇談会は浜田学長の意向を受け、昨年4月に発足した。(共同)
 [2012年1月18日13時56分]日刊スポーツ


そこまでして海外に合わせる意味なんてあるのだろうか?やはり日本の入学式卒業式には桜の季節が似合ってるのでは!

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