2012年5月29日火曜日

米軍厚木基地 5年ぶり夜間離着陸訓練

米軍厚木基地 5年ぶり夜間離着陸訓練



 在日米軍は22日、原子力空母「ジョージ・ワシントン」艦載機による離着陸訓練(FCLP)を22日、米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)で実施し、夜には夜間離着陸訓練(NLP)も行った。NLPの実施は2007年5月以来、約5年ぶりで、県や周辺自治体は反発を強めているが、防衛省によると、米軍は訓練を24日までの3日間、午前9時から原則午後8時まで行うと通告している。

 在日米海軍司令部によると、同空母は21日に横須賀基地から出港する予定だったが、故障に伴う部品交換のため延期した。艦載機は今月9~18日、硫黄島で陸上訓練を行ったが、実施から10日間が経過すると、洋上の空母への着艦資格を取得する訓練に参加できなくなるため、一部のパイロットに再度、陸上訓練を行う必要が生じたという。

 訓練に参加するのは計5機種で、FA18戦闘機や電子戦機EA-18Gグラウラーなど高騒音のジェット機も含まれている。空母の出港日程はまだ決まっていないが、防衛省幹部は「早期に出港できる見通しで、厚木基地での訓練の長期化はなさそうだ」としている。

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 22日の訓練は午前11時18分に始まり、日没後もジェット機が厚木基地周辺の上空を数分おきに飛び交い、離着陸を繰り返し、午後8時51分に終わった。周辺の住宅街には「ゴォー」という爆音が何度もとどろき、大和、綾瀬両市には市民らから計90件以上の苦情が寄せられたという。

 FCLP実施について、県と厚木基地周辺の9市は、「人口密集地域にある基地で急きょ訓練を実施すると連絡があったことは極めて遺憾で、多くの住民に耐え難い苦痛を与えることは断じて容認できない」などと、ルース駐日米大使と在日米軍、外務、防衛両省に中止を要請した。

 これに対し、厚木基地のスティーヴン・ウィーマン司令官は「訓練の実施に伴う騒音や、日頃から騒音問題が発生していることも承知しており、地域住民への配慮に最善を尽くしたい」と回答した。

 大和市基地対策課によると、滑走路の北約1キロ地点で、午後5時40分頃に最高109・9デシベルを計測。同6時50分頃には同地点で107・7デシベルを測定した。綾瀬市基地対策課でも、上土棚北の観測地点で、午後0時55分頃に最高102・8デシベルを測定した。

(2012年5月23日 読売新聞)


今朝新聞配達の途中で目にとまった驚きの記事、神奈川新聞の一面トップによると自治体に事前通告無しに夜間離着陸訓練を始めたとのことだ、全くとんでもない事だよねぇ~!政府は相手が米軍だと抗議できないのか?神奈川新聞の記事を掲載しようとして見つからず買ってきて写真を掲載しようかと思っていたところに記事が見つかったのでさらに追加  ↓↓↓↓↓


米海軍が厚木で5年ぶり夜間離着陸訓練、地元通告は当日/神奈川

2012年5月22日 神奈川新聞

 米海軍は22日夜、厚木基地(大和、綾瀬市)で原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)の艦載機部隊の夜間離着陸訓練(NLP)を開始した。24日までの予定。南関東防衛局によると、同基地でのNLPは2007年5月以来5年ぶり。県や両市など地元自治体は米側に「容認できない」と訓練の即時中止を求めた。

 県によると、地元自治体への通告が訓練当日になったのは、事前通告が始まった1983年5月以来、初めてという。

 在日米海軍司令部(横須賀市)によると、NLPは午前9時から午後10時まで行われる離着陸訓練の一環。夜間に大きな騒音を繰り返し発生させるNLPは地元の反発もあり、通常は硫黄島(東京都)で行われている。

 今回は直前の21日朝、GWの横須賀出港が中止されたため、急きょ厚木基地で実施されることになったという。同司令部は「硫黄島よりも機数を少なくするなどし、近隣住民への衝撃を小さくしたい」とコメントした。

 22日は日没後の午後6時45分以降も、エンジン音が特に大きいFA18タイプの軍用機が滑走路を空母の飛行甲板に見立て、着陸直後に離陸する「タッチ・アンド・ゴー」を数分おきに繰り返した。大和市には午後8時50分ごろ、座間防衛事務所からこの日の訓練終了が伝えられた。

 周辺では昼夜を問わず巨大なエンジン音が鳴り響いた。大和市内では一時、乗用車の警笛に形容される110デシベルに近い109・9デシベルの騒音を計測。横浜、藤沢市などを含む周辺市には少なくとも計130件の苦情が寄せられた。

 大木哲大和市長と笠間城治郎綾瀬市長はスティーブン・ウィーマン基地司令官に「周辺の市民に激甚な騒音被害をもたらし、到底容認できない」などと強く抗議した。



地元自治体が抗議するのは当然ながら、なぜ国民生活の安全を守るべき政府が米軍に抗議しないのかܤäƤܤäƤܤäƤ

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